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大容量で安い「クラウドSIM」がおすすめな理由。料金を徹底比較

普段からWiMAXやLTE通信を使ったポケットWiFiを活用している方は耳にしているかと思いますが、2019年〜2023年にかけて多くの企業から「クラウドSIM」を採用したWiFiサービスが開始されました。
クラウドSIMとは端末に物理SIMを使わずともLTE電波を受信し、海外に持ち運んでも現地のクラウドからSIM情報を受信して通信ができる次世代型の通信サービスです。
本体にSIMカードを差し込む必要がないので、国内だけでなくそのまま海外でも通信することができる画期的な機能です。

このクラウドSIMの仕組み、そしてメリット・デメリットなどを調査し、おすすめできるクラウドSIMのWiFiサービス業者を徹底比較してまとめました。
クラウドSIMの仕組みをおさらい

クラウドSIMは通常ドコモやau、ソフトバンクのようにスマホやWiFiルーターなどの通信端末にこのようなSIMカードを差し込み通信を行いますがクラウドSIMはこのSIMカードを差し込まずとも通信ができる技術です。

SIMカード を入れなくて通信ができるってWiFiにつなぐだけのイメージですか?

まさにそうです。 WiFiに接続するような感じでドコモやauなどのモバイルLTE回線にクラウド上ではつながるようなイメージとなります。
最近では国内の通信キャリアでもeSIMという物理SIMカードを利用しない通信方式が採用されており、それと同じような仕組みとなります。

仕組みでいうとクラウドSIMはSIMカードを仮想化し、現在地に適したネットワークを自動で選んで通信するシステムです。

ですので国内ならドコモ・au・ソフトバンクのLTE回線から自動的に選別されてクラウドSIM専用端末で受信してインターネットを利用する流れになります。

ということはその専用端末だけ持ち運べば勝手にネットに接続してくれるってことですね?

そうです。クラウドSIM専用端末があればエリア内であればその場所の最適な通信を選んでつながるという仕組みがクラウドSIMです。
ちなみにこのクラウドSIMは中国のuClouedlinkが開始した通信技術で、海外はもちろん国内ではドコモ、au、ソフトバンクと提携しているためこのサービスが2019年頃から利用できるようになったということです。
クラウドSIMのメリット

次にクラウドSIMには他のスマホのようなモバイル回線とは異なり、たくさんのメリットがあり、それについて解説していきます。
①たくさんのデータ通信が行える

クラウドSIMのメリットはなんと言ってもスマホのパケットプランのように「7GBまで」 「20GBまで」「50GBまで」といった小規模の通信ではなく、100GB〜200GB単位の大規模でたっぷりのデータ通信が利用できるため余裕を持ちながらネット通信が可能です。
このようにクラウドSIMを提供している取扱い業者は非常に多いのですが、月間に利用できるパケットデータ通信量に対して月額料金がリーズナブルなのが特徴的です。
ドコモ、au、Softbankは平均7〜8千円の無制限通信が可能なプランを用意していますが、あくまでもスマホ単体での利用では可能で、auとSoftbankにおいてはテザリングでの利用は月30GBまでと制限をされており、大量の通信を行う動画配信やパソコンやゲーム機などで通信を行うには不向きです。※ちなみにドコモは「5Gギガホ プレミア」ではテザリングも無制限です。
そういう理由からクラウドSIMを使ったWiFiサービスは比較的大手のスマホキャリアと比べてもたくさんのデータ通信が使えるのに料金も安いといういいとこ取りのサービスです。

ここまでたくさんネットが使えて料金が安いなら家のネットもこれ一本にして持ち運ぶということもできますよね?

光回線ほどの通信速度にこだわらず、一人暮らしの方にはこういったクラウドSIMのWiFiサービスの方が安いのでライトに使う方なら間違いなくおすすめです。
②月額料金の平均料金が安い

クラウドSIMは大手キャリアの通信費やデータ量の割に他社と比べても料金も定額で安く、月々の通信費のコストを抑えることができつつ更にはたくさんの通信を利用できるのでメリットが多いです。
通信会社別 | 月額料金 |
---|---|
クラウドSIM | 平均3,000〜5,000円 |
ドコモ | 6〜8千円 |
au | 7〜9千円 |
ソフトバンク | 6〜8千円 |
WiMAX+5G | 4〜5千円 |
最近ではahamo、povo、Softbank on LINEといった格安の20GBデータプランがサービス開始されていますが、毎月20GBでは心細いと考えている方にはクラウドSIMで同等もしくはそれ以下の料金でより多くのパケットデータが使えます。

料金が安くて大手通信会社よりもたくさん通信が使えるならクラウドSIMの方が断然いいってことですね!

利用できるパケットデータ量が明確に100GBまでが大半のサービスとなっており、月間○○GBまでと明確な目安としてわかりやすいのですが、逆にそれよりも使い放題が良いとなれば光回線の方がおすすめとなります。
③海外にそのまま持ち運んで使える

ヨーロッパ、アメリカ、東南アジアなどいろんな旅行に行く方はそのままクラウドSIMのWiFi端末を持ち運び、そのまま通信を行なうことができます。
よってわざわざ空港でWiFiルーター(イモトのWiFiやグローバルWiFi など)を借りる必要はありませんし、現地でプリペイドのSIMカードを探す必要もありません。
こういった一つの端末で国内も海外もカバーしてくれるWiFi機器は今までは存在しませんでしたが、クラウドSIMを採用することで海外に持ち出してもそのまま通信が可能になったということですね。

国内から海外への移動が多い方や旅行などで、国内で利用しているクラウドSIMの端末をそのまま持ち出して使えるというのはかなりのメリットです。
クラウドSIMのデメリット
料金が安く、さらにはたくさんのデータ通信を行うことができる高コスパなWi-Fiサービスですが、やはりデメリットは存在します。
- 通信速度やや低速
- 意図しないエリア回線につながる
クラウドSIMはその都度最適な電波を受信し通信を行うので、その時によって接続される通信キャリアは異なりますが、基本的に格安SIMと同じような通信品質となり、速度が大手キャリアと比べるとやや遅いです。
また大半がソフトバンクエリアの通信を拾うようですが、快適な4Gばかりに接続できるわけでもなく3Gレベルの低速通信を行うケースもあるようです。

もしも意図しないエリアにつながったり所定のギガ数を超えてないのに速度が思うように出ない場合は端末の再起動等で改善することも多いです。
とはいっても料金の安さと引き換えて考えると許容できる範囲と捉えることもでき、動画やちょっとしたアプリのアップデートファイルのダウンロードができないようなひどい通信品質ではないのでそこは安心しても良いでしょう。
クラウドSIMのルーターが申し込める国内業者一覧
国内でほぼデータ容量を無制限にし、使い放題の定額料金で利用できるクラウドSIM一覧を以下にまとめました。
業者別 | ho-ho Let’s WiFi | どこよりもWiFi | ZEUS WiFi | それがだいじWiFi | Mugen WiFi | AIR-WiFi | THE WiFi | モンスターモバイル | 地球WiFi | クイックWiFi | 超格安WiFi |
月間データ量 | 120GB 〜 210GB | 100GB | 30GB 〜 100GB | 50GB 〜 100GB | 100GB | 100GB | 40GB 〜 100GB | 62GB 〜 155GB | 1日3GB | 100GB | 100GB |
月額料金 | 3,278円〜 | 3,058円 | 2,361円〜 | 2,948円〜 | 3,718円〜 | 3,278円〜 | 3,828円〜 | 2,728円〜 | 3,278円〜 | 3,718円〜 | 4,158円〜 |
直近のデータ制限 | 1日/4〜 7GB | なし | なし | なし | なし | なし | なし | 1日/2〜5GB | なし | なし | なし |

このようにクラウドSIMのポケットWiFiを提供している業者はあるのですが、その中でも特におすすめで信頼のおける企業をピックアップして紹介します。
200GBの大容量で一押しは「hi-ho Let’s Wi-Fi」

クラウドSIMの中では総合的に一番たくさんのデータ通信が使えて更に12ヶ月〜24ヶ月の長期間の割引があり非常に得するのがこの「hi-ho Let’s Wi-Fi」です。
月間200GB使えて月額料金が3,278円で利用できるのはここしか今の所見当たりません。
hi-ho Let’s Wi-Fiの料金プラン概要
ライトプラン | 通常プラン | |
月額料金 | 24ヶ月:3,278円 | 12ヶ月:3,278円 |
データ通信量 | 1日4GB (月間120GB) | 1日7GB (月間210GB) |
端末代金 | 13,200円(一括払い) 550円×24回(分割払い) | 13,200円(一括払い) 550円×24回(分割払い) |
端末保障 | 550円/月 | 550円/月 |
解約金 | 3,480円 (初月〜24ヶ月) 更新月は無料 | 4,300円 (初月〜24ヶ月) 更新月は無料 |
他のクラウドSIMでは100GBあたりが上限がほとんどですが、ho-ho Let’s WiFiでは月間最大で200GBを超えるデータ通信量が使えます。
またhi-ho Let’s WiFiは初期費かかる事務手数料が無料になるのと、ライトプラン(120GB)で24ヶ月間3,278円、通常プラン(210GB)でも12ヶ月3,278円で利用できるのが最大のメリットです。

月間210ギガのプランだと1ギガあたり23円と非常にコスパが良いのは間違いありません。
- 200GBのパケットデータではトータルで一番安く使える
- 初期費用(事務手数料)が無料キャンペーン中
- プランが最大24ヶ月割引実施中

とにかくたくさんのパケットデータをなるべく安く使いたい方には非常におすすめです。契約における事務手数料が無料なのも嬉しいポイント。
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100GBプランで一押しは「Mugen WiFi」

100GBで3,718円で利用できる上に、更には10,000円のキャッシュバックを受け取ることが可能なMugen WiFiです。
キャッシュバックを換算すると実質3,438円で毎月100GB使える計算になります。
月額料金 | 3,718円 |
縛りなしオプション | 上記の月額に+660円 |
キャンペーン | 最大10,000円キャッシュバック 24ヶ月継続利用が条件 |
初期費用 | 事務手数料3,300円 |
通信回線 | 4G LTE |
取り扱い端末 | U3 |
端末代金 | 無料レンタル |
端末補償 | 550円 +紛失αは660円 |
低速補償 | 440円 |
契約年数 | 2年 |
解約金 | 1〜24ヶ月:3,300円 25ヶ月〜:無料 ※縛りなしオプション時はいつでも無料 |
またMugen WiFiでは他社ではなかなか実施していない「30日間お試し体験」も可能です。

- 30日間お試し体験が使える
- 現金キャッシュバックがある

もしも利用してみて納得が行かなければ全額返金キャンペーンも実施中なので実際に初めてで不安な方には非常におすすめです。
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30GBで一押しは「それがだいじWiFi」

100GBを越えるほどデータを使う予定もないという方には30GBで2,585円(税込)とお得なそれがだいじWiFiがおすすめです。
それがだいじWiFiの料金スペック詳細
月額料金 | ・30GB:2,858円 ・100GB:3,267円 ※すべて税込み |
契約期間 | 2年 (2年ごとの自動更新) 縛りなし (143円/月のオプション) |
月間データ量 | 30GB/100GB |
通信エリア | ソフトバンク/au/ドコモ (最適な回線へ自動接続) |
通信速度 | 下り150Mbps 上り50Mbps |
その他エリア | 海外134カ国 (別途日割り料金) |
WiFi端末 | T6/T8 |
大手3キャリアの4G LTE回線が利用できるので、日本全国エリアの心配も不要で、万が一海外での利用でもそのまま持ち込んで利用することができます(※別途費用がかかります)

また2年などの長期契約を考えていない方は縛りなしオプション(143円)に加入することで契約期間に縛られず短期での利用が可能となります。
- 30GBのプランで非常に安い
- 縛りなしオプションで短期利用が可能
- 30日間お試しキャンペーンを実施
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スタートで最も安い大幅割引「ZEUS WiFi」
30GB、50GB、100GBのデータプランから選べるのはもちろんのこと、契約の縛りのをなくしたい方や、使い切った場合の追加データ(おかわり対応)などの柔軟性があるのがこのZEUS(ゼウス)WiFiです。

ZEUS WiFiでは最大3ヶ月、それぞれのデータプランが大幅割引され、最終的には24ヶ月まで割引が続きます。
またWiFi端末は自社で発注をかけ専用端末を用意するなど、この事業にかける思いの強さも伺えます。
(通常2年縛り) | 月額料金980円〜 (4ヶ月〜2,361円) 50GB:1,480円〜 (4ヶ月〜3,106円) 100GB:1,980円〜 (4ヶ月〜3,212円) | 30GB:
(契約縛りなしプラン) | 月額料金50GB:3,828円 100GB:4,708円 | 30GB:3,168円
初期費用 | 3,300円 (事務手数料) |
(おかわりGIGA) | 追加データ+2GB:550円 +5GB:1,100円 +10GB:1,980円 |
取り扱い端末 | H01 |
端末補償 | 440円/月 |
解約金 | 初月〜24ヶ月目:月額基本料1ヶ月分 25ヶ月以降は無料 |
ゼウスWiFiは短期での利用者のために「契約縛りなし」のプランを選ぶことができ、利用してみて「継続したい」となれば、縛りありプランへ変更し月額料金を安く抑えることもできます。

また少量データプランで契約している方には万が一使いすぎた場合の「データおかわり」を採用し、足りなくなったデータを格安で追加することも可能です。

クラウドSIMの中では多くの柔軟性をもった業者のため、初めての方や試してみたいと考えている方にはおすすめです。
- 利用月から最大24ヶ月の長期割引が安い
- 契約縛りなしのプランも選択可能
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契約縛りなしの100GBなら圧倒的に安い「AIR-WiFi」
大半のクラウドSIMサービスは2年契約などの契約期間が設定され、途中解約時には解約金の支払いが必要になります。

そんな中でもAIR-WiFiではわずか月330円の契約縛りなしオプションをつけるだけで月単位の利用が可能となり途中解約でも解約金が発生しません。
月額料金 | 【サクッとプラン】 3,278円 【らくらくプラン】 3,377円 【まるっとプラン】 3,608円 ※端末性能に応じて料金が異なる |
契約期間 | なし〜2年 |
契約縛りなしオプション | 330円 ※どのプランにも付属可能 |
初期費用 | 3,300円 (初めての利用なら無料) |
端末費用 | 無料レンタル |
通信エリア | 大手の3キャリア |
WiFi端末 | U2s/U3/G4 |
キャンペーン | 30日間無料お試し |
端末補償 | 660円 (安心オプション) |
プランは3種類から選べますが、端末機種によって料金が異なっています。最安のプランでもWiFi接続利用には申し分はないため、U2sが使える最安プランで問題いでしょう。

もともとの月額料金も100GBで税込3,278円と安いので、契約期間なしオプション330円をプラスしても毎月3,608円で100GB、そして契約に縛られずポケットWiFiが利用できます。
- 契約縛りのない100GBプランでは一番安い
- 30日間のお試しモニターを実施中
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クラウドSIMのデメリットも理解しておく

「端末さえあればSIMが必要ない」「海外でもネット接続ができる」と、クラウドSIMは一見良さそうなサービスではありますが、いくつかのデメリットが存在します。
①クラウドSIMの速度は大手LTEと比較すると若干遅い
1つ目はやはり大手キャリア(MNO)でSIMカードが差し込まれたスマホと比べるとMVNO品質として通信回線となる理由から、速度が若干遅い場合があります。
当然ながらクラウドSIMはその場所において最適な通信回線が自動的に選別され接続するシステムですが、まれに快適な通信への接続が行われないことも多いようです。
接続が不安定な場合などはクラウドSIM端末側の再起動を行なうなどして、接続しているモバイル回線の再接続を試みる必要があります。
また接続利用するアプリやその場でキャッチしている回線によっては安定した速度が出る場合もあれば、思っているほど良いパフォーマンスがでないこともあるようです。
ただしクラウドSIMを提供しているサービス業者では殆どの場合が低価格ながら大容量の通信データを使えるという他の大手ケータイキャリアや格安SIM業者でも実現できていないプラン内容のため、多少の不満は目をつぶるしか無いかもしれません。

とはいっても10Mbps前後の速度が確保できていれば普段利用するアプリや動画サービスにあまり大きく支障がでるものではないのでそこまで不安になる必要もないかと思います。
②海外での利用はデータ量に上限がある
多くの現在国内で提供されているクラウドSIMサービスは「ゼウスWiFi」「MugenWiFi」「hi-ho GoGo Wi-Fi」など様々な販売業者がいますが、海外での利用にはデータ量の制限が設けられています。
データ量上限 | 1日の高速通信可能な制限速度 | 上限を超えた場合の|
それがだいじWiFi | 1GBまで | 128Kbps |
hi-ho Let’s Wi-Fi | 1GBまで | 128Kbps |
THE WiFi | 最大3GBまで | 128Kbps |
ゼウスWiFi | 300MB | 128Kbps |
AiR-WiFi | 1GB | 128Kbps |
日本国内では100GBや1日数GBなどの決められた通信データ内で利用できるケースが大半ですが、海外では別途料金がかかり1日に利用できる通信量が限られています。
クラウドSIMのWiFiでは海外では1日1GB以上のたくさんのデータ量を使うことはできないので、もしも海外で1日に1GB以上のデータ通信を超えて利用したい場合は現地のSIMサービスか海外専用のポケットWiFiを使うことをおすすめします。
クラウドSIMのまとめ

モバイル通信のインターネットは今は4G LTEが主流となっています。その4Gを使った使い放題のクラウドSIMサービスは安い定額料金で使える上に非常におすすめです。
また今後は5Gの使い放題で利用できるモバイル回線が普及してくるとは思いますが、料金もおそらく非常に高く安定して、さらに安く使えるまではまだ数年かかるでしょう。

ですので今はクラウドSIMを活用しコストを下げつつ5Gが完全に普及するまで様子見するのが賢い運用方法だと私は感じます。
クラウドSIMの現在提供しているサービスは大半が2年の契約縛りとなっているので契約期間に縛られたくない方や短期間で利用したい方はレンタル系のWiFiサービスを検討してみても良いでしょう。
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