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工事不要なWiFiのデメリットをまとめ。その上でどんな人に向いている?

引っ越しシーズンや新しく自宅にWi-Fi環境を整えたい方が面倒なインターネット工事を行わずに利用することができる「置くだけWi-Fi」「コンセントに差すだけのWi-Fi」として普及しているWi-Fiサービス。
この工事が不要なWi-Fiサービスを利用するにあたり気になるデメリットについて徹底的にまとめました。
工事不要なWiFiの特徴をおさらい

工事が不要なWiFiは「ホームルーターと呼ばれるWiFi端末を自宅のコンセントに差し込んで電源を入れるだけでWiFi環境が整うインターネットサービス」ことを言います。

自宅にインターネット回線を引くための工事などがいらず、申込みから専用のホームルーターが届くだけですぐにインターネットを使えるようになるのが最大の特徴です。
- 工事がいらずネットを利用開始できる
- 工事不要なためすぐに始められる
- 引っ越しの時にも面倒な手続きは不要
- コンセントに差してかんたんな設定だけでOK
工事が必要なWiFiとの違い
ここで工事を行うWiFiインターネットとの違いを比べてみました。

工事が必要なWiFiサービスは基地局より電柱を通してインターネットケーブル(光ケーブル)を自宅へ通す作業が必要となります。
逆に工事が不要なWiFiはケーブルを通す作業が不要で最寄りの基地局から携帯やスマホの様に電波を受信してWiFi通信を行うという大きな違いがあります。

これらの理由で工事が必要なWiFiインターネットは申込みから利用開始まで最短でも2週間〜もしくは1、2ヶ月かかることがあり、逆に工事が不要なWiFiインターネットは申込みから最短でも1週間程度で始めることができます。
工事不要なWiFiサービスのデメリット
上記で解説した工事不要なWiFiサービスの特徴を理解した上でここではデメリットを述べていきます。
①障害物に弱く通信品質の安定度が低い

普段からスマホやケータイでインターネットを使っている方が大半なので分かるかと思いますが、工事を行うインターネット回線と比べるとゴールデンタイムや多くの人がネットを使う混雑時など、工事不要なWiFiは通信速度や通信品質にばらつきがあり安定度は低いです。
また自宅に設置するホームルーターはネットを使うための電波を受信する性質上、自宅の建物の構造や障害物によって通信の安定度も非常に大きく左右されます。

工事不要のWiFiはこのように基地局からインターネット通信の電波を無線で受信する性質のため、対策方法としては窓際にホームルーターを設置したりするなど「電波をうまく受信しやすい」環境を自分で作らなければなりません。

特にWiMAXや楽天モバイルなどのプラチナバンドの通信が使えないWiFiサービスを利用する際には遮蔽物が少ない窓際に置くことで改善することも多々あるので検討している方はこういった対策をしてみると良いでしょう。
②アップロード速度が遅い
最近ではYouTubeやSNSに大容量の動画や写真をアップロードすることが気軽にできるようになっています。

下り速度が影響するダウンロードとは異なり、工事不要なWiFiのアップロード速度(上り速度)は光回線や固定回線と比べて通信速度の安定度が低く時間帯によっては低速なため、数GBを超えるファイルアップロードにはどうしても時間がかかります。
(ホームルーター)
(光回線)
最近では大容量な高画質動画(フルHDや4Kなど)をYouTube、TikTok、インスタグラムなどのSNSへアップロードする機会も増えてきており、こういった高画質な映像や写真をアップロードには通信の上り速度がかなりの影響を及ぼし、アップロード完了までに相当な時間がかかる場合はストレスを感じることも多々あるでしょう。
今ではキャリアのLTEは4Gだけではなく、高速の5G通信も利用できるようになっていますが5Gのアップロード速度は4G時代とほぼ変わらずダウンロード速度のみが高速化している印象です。
逆に光回線でアップロードを試してみるとサクサクと進み処理が速く終わるため、モバイル回線と光回線のアップロード時間には雲泥の差があります。
(工事不要WiFi)
(工事ありWiFi)
実際に10分の4K動画(約10GBのファイル)をYouTubeにアップロードした場合のアップロード完了までにかかる時間を検証したところ、工事を行って導入した光回線の方が10倍以上速かったです。

特にアップロード作業が多いクリエイターや仕事の関係上で大きなファイルの送受信を行うような方は工事不要のWiFi(ホームルーター)よりも断然光回線などの高速インターネットサービスを推奨します。

③下り通信速度も同じく光回線に比べ低速
上記で述べたアップロード時間(上り速度)と同じく、自宅に直接インターネットケーブルを引き込んだ工事を行うWiFiインターネット(光回線・固定回線)と比べるとやはり最大速度や実際の速度は遅くなる傾向にあります。
最近では5G回線などの光回線に引けを取らない速度を実現しつつありますが、まだまだ光回線の安定した下り速度には到底かなわないのも事実です。

スマホのアプリ程度のダウンロードであればあまり大きな変化を感じないですが、10GBを超えるゲームファイルや大容量ファイルのやり取りの頻度が多い場合は工事不要なWiFiだとどうしてもストレスを感じてしまうでしょう。

特にオンラインゲームなどの常時安定したインターネット速度や快適に通信をするためのping値を一定に保つためにはモバイル回線を使った工事不要なWiFiよりも工事を行う光回線の方が断然速度も安定度も格段と上なのは今も変わりません。

④ある一定の利用で速度制限・通信制限が発生する

ドコモのhome 5GやWiMAX、ソフトバンクAirなどモバイル回線を使った工事不要なWiFiサービスは基本的に無制限と表記がありますが、ある一定の大量なデータ通信を行い過ぎた場合は速度制限が行われる規定があります。


各社公式サイトでも無制限のあとに※1などの表記がありますが、この「※」ほど重要な内容を書いてある場合が多いのでたくさんのデータ通信を行う可能性がある方は必ず目を通しておいてください。
工事のいらないWiFiサービスの速度制限に関する各公式サイトの表記
工事不要なWiFiサービス別 | 速度制限に関する文言 |
(ドコモ) | home 5Gネットワークの混雑状況により、通信が遅くなる、または接続しづらくなることがあります。また、当日を含む直近3日間のデータ利用量が特に多いお客さまは、それ以外のお客さまと比べて通信が遅くなることがあります。なお、一定時間内または1接続で大量のデータ通信があった場合、長時間接続した場合、一定時間内に連続で接続した場合は、その通信が中断されることがあります。 |
(UQ/KDDI) | WiMAX+5Gより多くのお客さまにWiMAX +5Gを快適にご利用いただくために、一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。 |
(ソフトバンク) | ソフトバンクAirご利用の集中する時間帯(夜間など)は、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。特定のエリアでネットワークが高負荷となった場合、該当エリアのお客さまについては、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。 |
※2 公平なサービスのため、速度制限の場合あり。環境により速度低下する場合あり ※3 一部対象外番号あり |

光回線も同じく完全無制限ということではありませんが、工事不要なWiFiを使ったモバイル回線と比べても10倍〜100倍ほどは制限についてもゆるいので光回線で速度制限にかかったという声はほぼ聞いたことはないレベルです。

もしもこのような毎日たくさんのデータ通信を行う可能性があるサービスを使っている場合(1日10GBを超えるデータを使うなど)はいくら無制限と言われているホームルーターでも速度制限が急に行われる可能性はありますので、それを理解した上で検討してみてください。
なかなか無制限と言われているWiFiサービスで速度制限にかかるケースというのは多くないないですが、利用者の中には速度制限にかかったという声もちらほらあるので、自分がどこまでデータ通信を行う可能性があるかを十分理解した上で検討してみると良いでしょう。
利用するアプリ等のデータ量消費基準については検証結果を以下にまとめています。

工事不要なWiFiはどんな人に向いている?

ここまで工事のいらないWiFiについてデメリットをまとめてきましたが、デメリットをしっかりと理解した上で利用するならおすすめできる人は以下のような人になります。
アップロードの速度や常時接続のマルチプレイゲーム、大容量のダウンロードファイル等がない場合には、比較的ライトに使う多くの人にはこの工事不要なWiFiはおすすめできます。
下り速度やアップロード速度を突き詰めれば不満が出てくるかもしれませんが、インターネット通信をメインとした生活や仕事に携わっていなければほとんどの方がこのホームルーターで事足りるのは事実です。
ただし万が一のことを考えてここで解説したデメリットについては予め理解した上で検討してみてください。
工事が不要なおすすめのWiFi

工事がいらないコンセントに差すだけで使えるWiFiインターネットサービスがおすすめな人には以下の3つのホームルーターサービスを推奨します。
- ドコモ契約者なら👉home 5G
- au/UQ契約者なら👉WiMAX+5G
- ソフトバンク/Ymobile契約者なら👉ソフトバンクAir
- その他格安SIM契約者なら👉どれでもOK
契約しているスマホ会社によってはセット割引の適用により月額利用料金が安くなることがあるので、それに合わせたホームルーターを選択するのが良いでしょう。
ドコモの「home 5G」

- 月額料金4,950円
- データ量無制限
- ドコモユーザーなら最大1,100円割引
- 設置はコンセントに差すだけで簡単!
- 工事は不要!
- 幅広いドコモのエリアが使える
- 4G/5G対応
- 29歳以下は最大12ヶ月は3,190円/月
キャンペーン窓口一覧 ※クリックで公式サイトへ
- 👉ドコモ公式オンラインショップ:(ドコモdポイント15,000pt+事務手数料無料)
- 👉アイ・ティー・エックス株式会社:(10,000円の現金キャッシュバック)
- 👉GMOとくとくBB:(18,000円相当のAmazonギフト券)
ソフトバンクの「Softbank Air(ソフトバンクエアー)」

- 月額料金2,167円〜
- 月間データ容量が無制限で使える
- Softbankユーザーなら毎月最大1,100円割引
- Ymobileユーザーなら毎月最大1,100円割引
- 設置はコンセントに差すだけで簡単!
- Softbank4G/5Gエリアも対応
キャンペーン窓口一覧 ※クリックで公式サイトへ
- 👉モバレコAir:(17,000円キャッシュバック+月額が安い)
- 👉Softbank公式:(10,000円キャッシュバック)
なかなか判断が難しい方は以下のインターネット回線の診断もやってみてください。
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※該当する項目を選択していくだけ
工事不要なWiFiサービスやホームルーターについては以下の記事も参考に!


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