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新しいWiMAX +5Gでどう変わった?エリアなど徹底調査

UQコミュニケーションズが提供しているモバイルサービス「WiMAX」ですが、今まで提供していたWiMAX 2+に加えて2021年4月8日から新たに「WiMAX+5G」をスタートしました。

「WiMAX+5G」になり従来のプランからどのように変わり、また現在のWiMAX利用者のプランはどのようになるのかをまとめました。
WiMAX+5Gの料金スペックと概要

WiMAX+5Gで提供する「ギガ放題プラス」の料金スペックや概要は以下です。
月額料金 | 4,950円 はじめる割で25ヶ月割引 ↓ 4,268円/月 |
WiMAXエリア通信 | 上限なし |
プラスエリアモード | au 4G/5G (月15GBまで) |
契約事務手数料 | 3,300円 |
契約解除料金 | ギガ放題プラス(2年自動更新)の更新月以外は1,100円 |
料金はほぼ従来のWiMAX2+で提供している「ギガ放題」と同じではありますが、新たにauの5Gエリアの利用が可能になり、3日のデータ制限が撤廃され実質無制限での利用が可能となっています。
特に今まで直近3日にデータ制限があったのが解除された点ではWiMAXを選ぶ大きな理由になったのではないでしょうか。

また今回5G対応となった「ギガ放題プラス」の月額料金は通常4,950円(税込)のようですが、新規申込者対象で2年の自動更新で契約した場合は【WiMAX+5G はじめる割】が適用され毎月682円の割引が行なわれます。

要は今まで提供していたWiMAX 2+の「ギガ放題」とほぼ据え置きの料金形態で利用できるので、これからWiMAXを検討している方はわざわざWiMAX 2+のギガ放題を申し込みする必要はないということになりますね。
またあくまでもUQコミュニケーションズ本家での料金設定を表記しているので、取り扱いプロバイダによってはもっと安くなったり別途行っているキャンペーンなどで更に安く利用できる可能性もあります。

WiMAX+5Gが利用できる専用端末は4機種

WiMAX+5Gプランとして現在販売されているのは
- 「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」
- 「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」
- 「Speed Wi-Fi HOME 5G X11」
- 「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」
の4機種です。

また価格はUQ公式では21,780円で販売されており、大手の5Gルーターと比較して大幅に安く設定されているのは嬉しいポイントです。

現時点ではこのモバイルルーター2機種、ホームルータータイプが2機種の提供となっていますが、今後も毎年新機種が販売されていく可能性が高いです。
従来のWiMAX 2+との比較

ではこのWiMAX+5Gの「ギガ放題プラス」とWiMAX 2+の「ギガ放題」がどれだけ異なるのか具体的に比較してみると以下のようになります。
WiMAX+5G NEW (ギガ放題プラス) | WiMAX 2+ (ギガ放題) | |
---|---|---|
(WiMAX回線) | スタンダードモード/ハイスピードモード上限なし | 上限なし |
ハイスピードエリアの直近データ制限 | なし | 3日10GB |
(au LTE) | プラスエリアモード/ハイスピードプラスエリアモード15GB/月 | 7GB/月 |
通信エリア | WiMAX/au 4G/5G | WiMAX/au 4G |
プラスエリアモードの月間データ量超過後の制限 | プラスエリアモードのみ制限 | すべてのエリアモードが制限 |
WiMAX+5Gは今までのWiMAX2+より大幅に改善されており、一番の良い改善点としてプラスエリアモードの通信制限時にハイスピードモード(WiMAX)側が制限されなくなったことと直近3日のデータ量制限が10GB→ 制限なしとなっていることです。

5Gエリアはハイスピードモードでも利用できるようになっているため、エリア内であれば上限なしで利用できるのはありがたいですが、5Gはエリアが狭いのが難点ですね^^;
現在WiMAX2+利用者は乗り換えるべき

また現在WiMAX2+のギガ放題をすでに利用している契約者においてはすぐに乗り換えができます。
またその際におけるプラン変更手続きの事務手数料3,300円は無料化されるようで、新しいWiMAX+5Gが気になっている方には手数料がかからないのは嬉しいですね。

WiMAX2+を現在進行系で利用している方は同じWiMAXエリアが使え、データ通信量がほぼ無制限になり、更に5Gエリアも対象、またauのプラスエリアモードが月15GBまで拡張されていることを考えると、WiMAXプラス5Gに乗り換えない理由が全く見つかりません。
もしも利用期間が終了している場合などは利用しているプロバイダを解消して、他のもっと安いプロバイダ経由でWiMAX+5Gを新たに申し込みするという方法もありです。
特にGMOとくとくBBなどでは他社から乗り換えの場合の解約金や端末の残債も含め最大41,000円のキャッシュバック補填なども実施しているのでこれを期にお得に乗り換えるのもアリです。
【注意】WiMAXの5Gエリアはまだまだ発展途上
今回WiMAXでも対象となった5Gエリアですが、実際に通信が利用できるのは全国的にも都心の一部でしか利用ができません。


2021年から1年後の2022年現時点では首都圏や県庁所在地あたりのエリアでは徐々に5Gへ接続できる可能性が広がってきていますが、まだ常時接続に至るような状況ではないのは確かです。

またWiMAXでも利用できる5Gエリアは具体的には「5G sub6」と「5G NR化」の2つがあり、5G sub6(ピンク色)より5G NR化(オレンジ色)の方が広範囲に広がりを見せているのが分かると思います。
5G NR化とは元々広範囲に利用できる4Gの周波数帯を5Gとして転用して利用しているもので、中身的には今の所4Gと大差はあまりありません。同じ周波数帯で徐々に広がりつつある5G sub6の方が速度的には速いですが、このNR化がどれくらい進化するかにより期待度が異なります。

あくまでもサービス名に5Gが付く程度で実際にこの5Gエリアで5G通信ができるWiMAX利用者はほとんどいないのではないかと思われるため、現時点ではこの通信強化部分にはあまり期待しない程度で考えていたほうが良いでしょう。
気になる方は自分の地域がWiMAXの5Gが利用できるエリアなのかチェックしてみると良いです。

WiMAXのサービスエリアマップページへアクセスして【サービスエリアマップを見る】をタップし、

左上の【位置情報マーク】👉【位置情報の許可をOK】にすることでご自身の位置情報から近辺エリアのWiMAXエリア、5Gエリアを確認することができます。
サービスエリアは2022年の秋から一部地域において周波数の一部を5Gに変更していくとアナウンスがされているのですが、これが完全に完了するまでは平気で3〜5年ぐらいはかかると見ておいた方が良いと思います。
住まいの地域に詳しく知るにはUQ公式からエリアチェック

【結論】データ通信や制限においてはスペックアップしている

2021年4月8日から新たにスタートしたこのWiMAX+5Gですが、5G通信の利用においては正直全く期待しないほうが良いレベルです。
ただし、従来のWiMAX 2+の3日10GBから実質無制限への変更、そしてハイスピードエリアでの制限時にハイスピードエリアのみの速度制限という部分だけは非常にありがたい改善点です。
よってWiMAXを使ってオンラインゲームやダウンロードを行っている方には恩恵はなかなか大きいのではないかと思います。
これからWiMAXを利用する方、もしくはWiMAXを現在利用している方はどちらの方にせよ、このWiMAX+5Gの切り替えでの恩恵は5G通信以外ではあると思って間違いないでしょう。
またWiMAX+5G対象ルーターも従来のWiMAX対応ルーターと5千円程度しか価格が変わらないので、端末変更における負担も多少なりとも少なくてすむでしょう。

もしもWiMAXエリアや利用に不満・不安がある方は「100GB以上使えるポケットWiFi」やドコモのテザリングが無制限となる「5Gギガホ プレミア」や「home 5G」の方が実際にはおすすめできますよ。
ドコモがWiMAXと同様で無制限ホームルーター「home 5G」を開始していますので、この工事いらずのホームルータータイプは更に競争が激化しそうです。

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