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Xperia 8 Liteは厳し目な意見が多い?ライバルスマホと比較して判断。

ソニーからまたまたSIMフリー版のAndroidスマートフォン「Xperia 8 Lite」が2020年9月1日に発売されます。
今回のXperiaはSIMフリー版としてMVNO(格安SIM)からの販売となり価格も3万円を切るというコストパフォーマンスに優れたモデルとなっています。
ただし先日SIMフリー版として販売開始されたハイエンドモデルのXperiaの時とは打って変わって、低価格スマホと比較してみると評価が大きく別れているようで、ちょっと厳し目な意見も今回は多いです。

価格設定と販売方法なども含め、この「Xperia 8 Lite」がどういう立ち位置で他のライバル機種と比較してどの点が勝っているのかも含めて検証していきます。
Xperia 8 Liteの特徴

本体は他のスマホよりも縦に長い21:9のワイドディスプレイを採用し、横幅が短くなっているおかげで手のひらで握りやすいサイズを実現しています。

このXperia独自の縦長画面により上の下のデュアルウィンドウ(2画面)による2つのアプリを同時に操作する機能を効率よく使えます。

また縦に長いと最上部に指が届かないなどの問題を解消するための「サイドセンス」による操作性を向上させる機能も兼ね備えています。

元々Androidの機能としてこのマルチウィンドウがありますが、Xperiaでは画面がより見やすく、例えばマップを見ながらSNSで情報をチェックするなど情報収集するのには最も適しています。

また低価格帯のスマホにありがちなおまけ程度なカメラ機能ではなく、デュアルレンズを採用した光学2倍ズームや背景ボケなどのSNS映えに必要な撮影効果が予め利用できるのはありがたいですね。

大手キャリア版として販売されていたXperia 8と変わらずのスペックなので価格を抑えつつもカメラ機能などが劣化していないのは良い点ですよね。
これは昨年2019年10月に発売されたXperia 8とほぼスペックも同じなので、低価格版に刷新してSIMフリー版として販売し直したモデルとなりますが、ハイレゾ対応の「DSEE HX」機能が今回は削られてしまっています。
Xperia 8 Liteのスペック
平均してXperiaの通常価格帯は7〜10万円あたりなので3万円以下となるこのXperia 8 Liteは当然ながら一部CPUなどの細かなスペックは低めに設定されています。
CPU | Qualcomm®Snapdragon™630 |
OS | Android 9 |
メモリ | 4GB |
ストレージ容量 | 64GB |
ディスプレイサイズ | 6インチ |
解像度 | 1080×2520 |
本体サイズ | 約69㎜x約158㎜×約8.1㎜ |
重量 | 170g |
バッテリー容量 | 2870mAh |
カメラ | アウト:1200万画素 イン:800万画素 |
外部接続 | USBタイプC |
防水/防塵 | IPX5/IPX8 |
生体認証 | 指紋 |
SDカード拡張 | 最大512GB (micro SD) |
イヤホンジャック | ○ |
おサイフケータイ | ○ |
ワイヤレス充電 | × |
デュアルSIM | × |
ワンセグ/フルセグ | × |
このXperia 8 Liteのスペックを眺めてみて実用的だと思う部分は
- おサイフケータイ
- 防水・防塵機能
- イヤホンジャック
- SDカード拡張
- 縦長ディスプレイ
と私は感じています。
3万円以下で多くの方が必要最低限欲しい物だけをギュッと詰め込んだ感じですね。

逆に「ワイヤレス充電」「ワンセグ/フルセグ」「デュアルSIM」などをあまり使われない機能と判断し限りなくコストを削減したモデルとも言えるでしょう。
Xperia 8 Liteと同価格帯のライバルと比較
このXperia 8 Liteの価格帯とスペックバランスを見てライバルとなる機種と単純な比較をしてみます。
Xperia 8 Lite | AQUOS Sense3 | Pixel 4a | OPPO Reno3 A | |
価格 | 29,800円 | 31,000円 | 42,800円 | 36,000円 |
CPU | スナドラ630 | スナドラ630 | スナドラ730 | スナドラ665 |
OS | Android 9 | Android 9 | Android 10 | ColorsOS 7.1 |
メモリ | 4GB | 4GB | 6GB | 4GB |
ストレージ容量 | 64GB | 64GB | 128GB | 128GB |
ディスプレイサイズ | 6インチ | 5.5インチ | 5.81インチ | 6.44インチ |
解像度 | 1080×2520 | 1,080×2,160 | 1080×2340 | 2400×1080 |
重量 | 170g | 167g | 143g | 175g |
バッテリー容量 | 2870mAh | 4000mAh (体感で一番長持ち) | 3140mAh | 4025mAh |
カメラ | アウト:1200万画素 イン:800万画素 | アウト:1200万画素 イン:800万画素 | アウト:1220万画素 イン:800万画素 | アウト:4800万画素 イン:1600万画素 |
防水/防塵 | IPX5/IPX8 | IPX5/IPX8 | 非対応 | IPX6/IPX8 |
生体認証 | 指紋 | 指紋 顔認証 | 指紋 | 指紋 顔認証 |
SDカード拡張 | 最大512GB (micro SD) | 最大512GB (micro SD) | なし | 最大256GB (micro SD) |
イヤホンジャック | ○ | ○ | ○ | ○ |
おサイフケータイ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ワイヤレス充電 | × | × | × | × |
デュアルSIM | × | ○ | ○ | ○ |
ワンセグ/フルセグ | × | × | × | × |
価格の近いコスパ重視のスマホということで同等ライバルと比較してみるとXperia 8 Liteが飛び抜けて勝っているのは価格ぐらいで、それ以外は目立ってはいません。

ただしこれぐらいの価格帯では最低限のスペックを兼ね備えていれば十分なライト層が大半なので、あとはソニーの強みであるカメラと縦長ディスプレイ、そしてXperiaというメーカーの低価格版として実機にどれくらいの魅力があるのかにかかっていますね。
CPU、メモリ、ストレージ、SDカードの拡張性を考えるとAQUOS Sense 3と同等のスペックですが、カメラに関してはXperia 8 Liteの方が当然良いでしょうが果たして・・・。
またバッテリー容量、デュアルSIMなどを重要視するならAQUOS Sense 3やReno 3Aの方が有利な立場になりますし、カメラ機能やOSの安定度で言うならばPixel 4aになるでしょう。
ですので今回のXperia 8 Liteの立ち位置がちょっと曖昧なのではないかなという意見が出てしまうのもしょうがないかなと感じています。

堅実な実用性を取るのか、バランス良くカメラやソニーブランドに魅力を感じるかで、同じ価格帯のこのこれらの機種の選択肢は大きく分かれそうですね。
【注意】SIMフリー版だけど単体購入はできない

今回のXperia 8 LiteはSIMロックが行われていないSIMフリー版としては9月1日から販売されますが、先日SIMフリー版として本体単体をソニーストアで購入できる「Xperia 1Ⅱ」「Xperia 1」「Xperia 5」とは異なり、指定された格安SIM経由でなければ購入できません。
特に各格安SIM業者によっては、MNP(ナンバーポータビリティ)による乗り換え条件で非常に安くなっていたりということもあるので、スペックよりコスパが光るスマホでもあります。

Xperia 8 Liteもソニーストアのようにスマホ単体の販売を行ってほしかったところですが、現時点ではMVNO業者経由でプランの契約も必要となるのでその点だけ注意してください。
Xperia 8 Liteについては多少厳し目な意見が多い
確かに今回のこのXperia 8 LiteはスペックがほどほどでもOKな「コスパ重視」を考えるユーザー層からもよい評判を得られておらず、DSEE HX機能をなくしたXperia 8がSIMフリーになっただけという意見もありました。
ただし3万円以下の魅力は今どきの高いスマホ代金からすれば十分魅力的でもあり、何気ないコスパに惹かれている方が多いのも事実です。

この価格帯であればちょいプラスして私ならPixel 4a、iPhone SEあたりを検討するとさらに無敵感が増しますが、さてみなさんはどうでしょうか?
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